「わこつ」という言葉はネットの掲示板や動画のコメント欄でよく使われていたスラングです。
しかし、最近ではあまり使われなくなり、代わりに「うぽつ」という言葉が使われることが増えてきました。
今回は「わこつ」の意味とその使い方に加えて、同じような意味を持つ「うぽつ」との違いや、わこつが使われなくなった理由についても解説します。
わこつの意味とは?
「わこつ」は、ネットスラングの一つで、元々は「お疲れ様」という意味で使われていました。
この言葉は動画や生放送の配信中に挨拶としてよく使われていたもので、コメント欄に「わこつ」と一言書くことで配信者に対して労いの気持ちを伝えることができました。
詳しくお話します。
ニコニコ生放送では、配信するための時間枠を予約することを「枠取り」と呼んでいました。
その枠を取った人に対して、「お疲れ様」という気持ちを込めて使われ始めたのが「わこつ」のようです。
「枠取りお疲れ様」はよく考えたら、略すと「わおつ」ですよね。
なのに、「わこつ」になっているところが非常におもしろい!
発音のしやすさを考えて、「お」を省略したんですね。
わこつの使い方を例文で解説
それではわこつの具体例を例文で見ていきましょう!
例文1:
- 「わこつ!今日も配信楽しみにしていました!」
「わこつ!いつも楽しい配信ありがとうございます!」
おつかれさま!という言葉をフレンドリーに表しています。
3文字打つだけで、これを表現できるのは手軽で楽ちんですね!
わこつとうぽつとの違い
「わこつ」と似たような意味で使われる言葉に「うぽつ」がありますが、実はその使い方には微妙な違いがあります。
「うぽつ」は、「うpお疲れ様」と言う意味で、動画がアップされた際に使われます。
つまり動画がアップされたことを祝うようなニュアンスがあり、限定的にに使うのが特徴です。
うぽつの例文
「うぽつ!動画楽しみにしていました!」
- 「うぽつ」は主に動画投稿に対して使われ、わこつは生放送や配信の際に使われることが多いです。
わこつが使われなくなった理由
では、なぜ「わこつ」が使われなくなったのでしょうか?
その理由にはいくつかの要素がありますが、主にネットスラングの進化です。
新しい言葉や略語が登場すると、古い言葉は徐々に使われなくなることがあります。
特に、若い世代を中心に、より短く簡単なスラングが好まれる傾向があります。
また、配信者と視聴者の関係が変化し、配信者への挨拶の方法も多様化してきたため、「わこつ」という言葉が徐々に過去のものとなったとも考えられます。
ではどんな言葉に置き換わっているのかみていきましょう。
わこつの言い換え例
「わこつ」は「お疲れ様」の意味なので、ふつうにこのように言われているようです。
- お疲れ様
- ようこそ
- こんにちは
- おつかれ
これらの言葉は、「わこつ」と同じように相手に労いの気持ちや挨拶を伝えるために使えます。
「わこつ」という言葉は、今では少し古い印象を与えるかもしれませんが、当時は間違いなくとても多くの人に親しまれていたネットスラングでした。
「うぽつ」や他の言葉に取って代わられても、ネットスラングの一つとしてその歴史に名を刻んでいます。


