
今回ご紹介する「turn up」は、音量を「上げる」といった基本的な意味で覚えているかもしれませんが、ネイティブが日常会話で使うスラングとしては意外な意味合いを持つことがあります。

この記事では「turn up」という英語スラングが持つ本来の意味と、その正しい読み方、そして具体的な使い方をわかりやすく解説します。
例文を交えながら、この言葉が持つニュアンスをしっかりと感じ取れるはずです。
英語スラング「turn up」の基本的な意味と読み方
英語スラング「turn up」は、「ターンアップ」と読みます。
このフレーズは、スラングとして使われる場合、主に以下の2つの意味で使われることが多いです。
- 「現れる」「姿を現す」
予期せぬ形で誰かや何かが現れたり、姿を見せたりする際に使われます。
特に、探し物が見つかったり、約束の時間に人が現れたりする場合によく使われます。 - 「(パーティーなどで)楽しむ」「盛り上がる」
特にパーティーやイベントなどで派手に楽しんだり、盛り上がったりする様子を表します。
若者を中心に使われるカジュアルな表現で、自分たちが楽しい時間を過ごしていることを示す際に用いられます。
このように、「turn up」は物理的な出現から感情的な盛り上がりまで、幅広い状況を表すことができる便利なフレーズです。
「turn up」の具体的な使い方と例文
「turn up」は、誰かや何かが現れたり、イベントが盛り上がったりする状況で使われます。
ここでは、具体的な例文を3つご紹介します。
①行方不明になっていた友達や探し物が見つかった時
「I lost my phone yesterday, but it suddenly turned up in my backpack!」(昨日携帯をなくしたんだけど、急にリュックの中から出てきたんだ!)
このように、失くし物や探し人が予期せず見つかった状況で使われます。
②友達にパーティーに誘われた時どんな雰囲気になりそうかを尋ねる時
「Are you going to the party tonight? I heard it’s gonna be wild, so let’s turn up!」(今夜のパーティー行く?すごく盛り上がるらしいから、楽しもうよ!)
ここでは、パーティーなどで大いに楽しむ、という意味で使われています。
③誰も来ないと思っていたイベントに、予想外の人が参加してくれた時
「We thought only a few people would come, but so many friends turned up!」(数人しか来ないと思っていたのに、たくさんの友達が来てくれたよ!)
この例文では、予想よりも多くの人が集まった、という状況を表します。
「turn up」の言い換え表現
「turn up」は日常会話でよく使われる便利なスラングですが、よりフォーマルな場面や
特定のニュアンスを強調したい場合に使える言い換え表現もいくつかあります。
ここでは、「turn up」の代わりに使える、より一般的で適切な表現やニュアンスの近い言葉をいくつかご紹介します。
「現れる」「姿を現す」という意味の場合:
- appear(アピアー)
- show up(ショーアップ)
- arrive(アライブ)
- emerge(エマージ)
- be found(ビー ファウンド) (見つかる)
「(パーティーなどで)楽しむ」「盛り上がる」という意味の場合:
- have fun(ハブ ファン)
- enjoy oneself(エンジョイ ワンセルフ)
- party hard(パーティ ハード)
- get hyped(ゲット ハイプド)
- go wild(ゴー ワイルド)
これらの言葉を使い分けることでより多くの人に正確に状況を伝えたり、文脈に合わせた適切な表現を選んだりすることができます。
「turn up」を使いたいけれど、より丁寧な言葉やより具体的な表現を選びたいときに、ぜひ役立ててみてください。


