インターネットのスラングや用語でよく使われる言葉の一つに「草」があります。
この言葉は、最初に見たときに何を意味しているのか分からないかもしれませんが、ネットでは非常に一般的に使われている言葉です。
この記事では、「草」の語源やネット用語としての使い方、そしていつから使われているのかをわかりやすく解説しますね!
ネット用語としての草の語源とは?
「草」という言葉がインターネット用語として使われるようになった背景には、主に「w(ダブルユー)」という文字の使い方があります。
もともと、「w」は英語の「笑い」を意味する「lol(laughing out loud)」や「wwww(爆笑)」の代わりに使われることが多く、ネット上で笑いを表現するために使われていました。
日本の掲示板やフォーラムなどでは、笑っている様子を「w」で表現し、それが何度も続くことで「www」や「wwww」という形で笑いの度合いを強調することがありました。
そして、この「w」を草に見立てたことから、「w」が並んでいるのが草が生えているように見えることから、「草」という言葉が生まれました。
実際に、「wwww」と書かれた部分を「草が生えている」と表現することが多くなり、この言い回しが定着していきました。
ネット用語としての草はいつから使われているのか?
「草」がネット用語として使われ始めたのは、2000年代初頭の日本のインターネット掲示板「2ちゃんねる」などが普及し始めた時期とされています。
この時期に「wwww」が頻繁に使われ、次第に「草」という言葉が登場しました。
実際に「草」という言葉がネットで使用されるようになったのは、2000年代後半から2010年頃にかけてです。
最初は一部のユーザーやオタク文化の中で使われていましたが、徐々に一般的なインターネット文化にも広まり、現在ではSNSやブログ、YouTubeのコメントなど、様々な場所で使われるようになりました。
特に、何か面白いことがあったり、笑えるシーンを見たときに「草」を使うことが多いです。
ネット用語「草」の使い方
「草」は主に笑いを表現するために使われますが、その使い方には少しバリエーションもあります。
この表現がどう使われるのか、具体的な例をいくつか紹介します。
1. 面白い出来事に対して使う
- 例文1:
「この動画、最初は普通だったのに、急に爆笑シーンが来て草生えた。」 - 例文2:
「あの人、まさかこんな失敗をするとは思わなかった!草」
ネットで面白い出来事を見たときや、予想外の出来事に反応する際に使われます。
2. 驚きや予想外の反応に使う
- 例文1:
「その発言、面白すぎて草。どうしてそんなこと言ったんだ?」 - 例文2:
「あの映画、クライマックスの展開が予想外すぎて草。」
予想外の展開や意外な出来事に対して、「草」を使って驚きや笑いを表現することもあります。
3. 笑いを強調するために使う
- 例文1:
「そのギャグ、本当に笑ったわ。草生える。」 - 例文2:
「あんなに笑ったのは久しぶりだよ、草。」
何度も笑いを強調したいときに、「草」を使って、その面白さを強調することができます。
草の言い換えできる言葉
「草」と同じ意味を持つ言葉もいくつかあります。
以下の言い換え表現を使うことで、会話の中でバリエーションを持たせることができますよ!
- 笑った: 笑いを表現する言葉で、「草」と同じように使われます。
- 爆笑: 予想以上に面白いときに使われる言葉。
- ワロタ: 「笑った」の意味で、2ちゃんねるやその後の掲示板文化から派生した言葉。
- www: 笑いを表現するために使われる、「草」の元となった表現。
- お腹痛い: 笑いすぎてお腹が痛くなるような場面で使います。
- lol
「草」というネット用語は、笑いや驚きを表現するために使われる非常に便利な言葉です。
もともとは「www」という笑いの表現が進化して生まれたこの言葉は、現在ではさまざまなシチュエーションで使われるようになりました。


