
今回ご紹介する「catch up」は、辞書にある基本的な意味以外にもネイティブが日常会話でよく使うスラング的なニュアンスを持っています。

この記事では「catch up」という英語スラングが持つ本来の意味と、その正しい読み方、そして具体的な使い方をわかりやすく解説します。
例文を交えながら、この言葉のニュアンスをしっかりと感じ取れるはずです。
英語スラング「catch up」の基本的な意味と読み方
英語スラング「catch up」は、「キャッチアップ」と読みます。
このフレーズは、主に以下の2つの意味で使われることが多いです。
- 「遅れを取り戻す」「追いつく」
勉強や仕事、情報などで遅れてしまった分を、努力して追いつくという意味です。
物理的に誰かに追いつく場合にも使われますが、情報や知識の遅れを取り戻す際によく使われます。 - 「近況を報告し合う」「久しぶりに話す」
長い間会っていない友人や知人と会って、お互いの最近の出来事を話し合うという意味で使われます。
これは非常にカジュアルで、日常会話でよく耳にする使い方です。
このように「catch up」は物理的な行動だけでなく、情報や人間関係における「追いつき」を表す便利なフレーズです。
「catch up」の具体的な使い方と例文
「catch up」は遅れを取り戻したり、久しぶりに近況を話し合ったりする状況で使われます。
ここでは、具体的な例文を3つご紹介します。
①学校の授業を休んでしまい、その分の勉強を取り戻す必要がある時
「I missed a week of school, so I need to catch up on my lessons.」(1週間学校を休んだから、授業に追いつかないといけないんだ。)
この場合、遅れてしまった勉強を取り戻す、という意味で使われています。
②しばらく会っていない友達に会って、お互いの近況を話し合いたい時
「Let’s catch up over coffee next week!」(来週、コーヒーでも飲みながら近況を話そうよ!)
ここでは、久しぶりに会って、最近あったことなどを話し合うことを提案しています。
③最新のニュースや流行に疎くなってしまったと感じる時
「I need to catch up on what’s happening in the world.」(世界の出来事に追いつかないといけないな。)
この例文では、情報や世の中の動向に遅れないようにする、という意味で使われます。
「catch up」の言い換え表現
「catch up」は日常会話でよく使われる便利なフレーズですが、よりフォーマルな場面や特定のニュアンスを強調したい場合に使える言い換え表現もいくつかあります。
ここでは、「catch up」の代わりに使える、より一般的で適切な表現や、ニュアンスの近い言葉をいくつかご紹介します。
「遅れを取り戻す」「追いつく」という意味の場合:
- make up for lost time(メイクアップ フォア ロスト タイム) (遅れを取り戻す)
- get up to speed(ゲット アップ トゥー スピード) (最新の情報に追いつく)
- recover (from a delay)(リカバー) (遅れから回復する)
- compensate for (a delay)(コンペンセイト フォア) (遅れを補う)
「近況を報告し合う」「久しぶりに話す」という意味の場合:
- reconnect(リコネクト) (再会する、再接続する)
- talk about recent events(トーク アバウト リーセント イベンツ) (最近の出来事を話す)
- get updated(ゲット アップデイテッド) (最新情報を得る、更新する)
- have a chat(ハブ ア チャット) (おしゃべりする)
- meet up(ミートアップ) (会う、待ち合わせる)
これらの言葉を使い分けることでより多くの人に正確に状況を伝えたり、文脈に合わせた適切な表現を選んだりすることができます。
「catch up」を使いたいけれど、より丁寧な言葉や、より具体的な表現を選びたいときに、ぜひ役立ててみてください。


